ピュアバックス® RCP-FeLV 0.5とは
特長1 | 接種量を0.5 mLに減量
接種量を0.5 mLに減らしたことにより、接種部位の腫れやネコちゃんにかかる負担を軽減することが期待できます。
特長2 | 安全性にこだわった、ネコちゃんにやさしいワクチン
免疫補助剤が入っていない「ノンアンジュバントワクチン」なので、接種した部位の痛みや腫れ、炎症などを軽減して線維肉腫のリスクを減らします。
特長3 | 幅広いタイプの猫カリシウイルスに効果を発揮
他のウイルスに比べ、猫カリシウイルスはウイルスの型がとても変わりやすい(変異しやすい)ため、不活化して安全性を高めています。さらに2種類のウイルス株を組み合わせることで自然界に存在する型の異なる多くの猫カリシウイルスに対応でき、高い予防効果を発揮します。
特長4 | 猫白血病ウイルス(FeLV)による持続性ウイルス血症に対して高い予防効果を発揮
カナリア痘ウイルスを使ったベクターワクチン技術により免疫補助剤を含まないノンアジュバントワクチンでありながら効率的に免疫反応を誘導します。持続性ウイルス血症を予防することで、猫白血病ウイルス(FeLV)からネコちゃんを守ります。
予防できる病気は?
猫ウイルス性鼻気管炎
初めは咳やくしゃみ、発熱、鼻水など風邪のような症状が続きます。目やになどが多くなり、角膜炎や結膜炎を引き起こします。感染力が強く、他のウイルスとの混合感染も多いため、特に子猫の場合は重症化し、死亡する場合もあります。また、回復してもウイルスは体内に残り、ストレス等が原因で再発することもあります。
猫カリシウイルス感染症
一般的に咳、くしゃみ、発熱、鼻水など、風邪に似た症状が続き、悪化すると舌や口の中に水疱や潰瘍がみられるようになり、肺炎を起こすこともあります。他のウイルスとの混合感染で合併症などを引き起こすと、死亡する場合もあります。また、回復後もウイルスを排出するため、感染源としても注意が必要です。
猫汎白血球減少症
猫パルボウイルス感染症とも呼ばれ、もっとも危険な急性感染症の1つです。子猫や若いネコちゃんに発症することが多く、嘔吐、強い腹痛、下痢(血便)、高熱、急速な脱水などの症状がみられ、死亡率の高い病気です。妊娠中のネコちゃんが感染すると胎子にも影響します。
猫白血病
免疫機能の抑制、貧血、リンパ腫の原因となり、さまざまな症状がみられます。胎子に感染すると高い確率で死産となります。感染したネコちゃんの血液や唾液、涙の中には大量のウイルスが存在し、尿や糞便中にも含まれます。一般的に感染したネコちゃんの唾液との長期接触、つまり、ケンカやグルーミング、食器の共有によって他のネコちゃんに感染します。発症すると治療が難しい深刻な病気のため、しっかり予防して感染の拡大を防ぐことが重要です。
ワクチン接種が必要な理由
ワクチン接種はなぜ必要なの?
子猫は生まれてからしばらくは、母猫から譲り受けた免疫で感染症から守られます。しかし、残念ながらその免疫は徐々に低下してしまい、病原体から身を守る力が十分でない子猫は病気に対して無防備になってしまいます。ワクチンを接種すると、ネコちゃんに免疫がつくので、体に入ってきた病原体をやっつけることができようになります。
生涯にわたって定期的なワクチン接種を
子猫の時のワクチン接種で得られる免疫が、一生続くわけではありません。ネコちゃんを生涯にわたって感染症から守ってあげるには、定期的なワクチン接種が必要です。
ワクチン接種後に注意すべきことは?
ワクチン接種後、一時的に元気や食欲がなくなったり、疼痛、腫脹、発熱、嘔吐、下痢などを起こすことがまれにあります。また、敏感な体質のネコちゃんの場合、アレルギー反応が起こることがあるので注意が必要です。獣医師の指示に従ってネコちゃんをしっかり観察し、できれば接種後30分は病院で待機し、獣医師とすぐに連絡がとれるようにしておきましょう。
1. しっかりネコちゃんの様子を観察する
すぐに帰宅する場合は、なるべく安静な状態で移動し、帰宅後も当日はネコちゃんが外に出ないように注意して、家の中でしっかり様子を観察してください。異常が認められた場合は、直ちに診察を受けてください。
⒉ ストレスを避け快適な環境に
接種後2~3日間は、過激な運動、交配、入浴やシャンプーなどでストレスを与えることを避け、快適な環境で過ごさせましょう。
⒊ 他のネコちゃんに近づけない
十分な免疫力が得られるまでに少し時間がかかるため、油断は禁物。接種後数週間は、他のネコちゃんとの接触を避けてください。
⒋ 生涯にわたって定期的なワクチン接種を
ワクチンによる免疫は一生続くものではありません。定期的にワクチンの追加接種を受けてください。
いつどこでかかるかわからないのが感染症の恐ろしさ
あなたの大切なネコちゃんのためにも他のネコちゃんたちのためにも、ワクチンで予防できる病気はしっかり予防しましょう。また、交通事故や迷子、ネコちゃん同士のケンカを避けるためにも、なるべく屋内で飼うことをおすすめします。