• 写真:プロジンク®の製品写真
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  • インスリン製剤
プロジンク®

プロジンク®は国内唯一の動物用インスリン製剤で、犬猫ともにお使いいただけます。安定した血糖値コントロールに適した作用時間を有しています。プロジンク®専用のU-40シリンジ(別売り)を用いることで容易に投与量を調整することが出来ます。

包装
10mL×1バイアル

特徴
  • 国内唯一の動物用インスリン製剤です
  • 猫において1日2回投与で安定した血糖値コントロールに適しています
  • 犬において1日1回または1日2回投与で安定した血糖値コントロールに適しています
  • 使いやすいプロジンク®専用U-40シリンジを別途販売
成分・分量

ヒトインスリン(遺伝子組換え)1mL中40IU含有

効能・効果

犬、猫:糖尿病による高血糖及び高血糖に起因する臨床症状の軽減

用法・用量

犬:本剤は1日1回24時間毎又は1日2回12時間毎にU-40のインスリンシリンジを用いて食餌中もしくは食餌後すぐに皮下注射する。初回推奨投与量は体重1㎏当たり0.5~1.0IUの1日1回投与とする。獣医師は適切な間隔で診察し、症状及び血糖値に応じて投与間隔と投与量を調節する。

猫:本剤は12時間毎に猫の背側頚部又は体側にU-40のインスリンシリンジを用いて食餌中もしくは食餌後すぐに皮下注射する。初回推奨投与量は体重1㎏当たり0.2~0.7IUとする。獣医師は適切な間隔で診察し、症状及び血糖値に応じて投与量を増減する。

よくあるご質問

どこに保管すればよいですか?

キャップを上にして外箱に入れて(遮光)、冷蔵庫内(2~8℃)で保管します。冷蔵庫のドア部分は温度が変化しやすいので、入れないでください。また、小児の手の届かないところに保管してください。

室温で保管しても問題ないですか?/室温で放置してしまったけど問題ないですか?

添付文書記載の保存方法から逸脱した場合は効果、安定性、安全性の保障はできかねます。温度不明の状態で長期間放置された場合には廃棄することをお勧めいたします。

冷凍しても問題ないですか?

添付文書記載の保存方法から逸脱した場合は効果、安定性、安全性の保障はできかねます。冷凍保管の場合、凍結融解サイクルを繰り返すうちに、徐々に結晶成分が崩壊します。臨床的に問題があるかどうかは明らかではないですが、凍ってしまった場合には廃棄することをお勧めいたします。

開封後の使用期限は?

容器開封後の使用期限は60日です。

混和する際の注意事項はありますか?

プロジンク®を混和する際には、両手の間でゆっくりと中の液剤が均一になるまで転がします。激しく振ってしまうと、プロタミンや亜鉛の結合が取れてしまい、効果が変わってしまう可能性があります。

注射するタイミングはいつですか?

食事中、または食後すぐにプロジンク®を投与します。

体重制限や年齢制限など、対象動物の使用制限はありますか?

体重制限や年齢制限は特に設けておりません。妊娠および授乳中の犬及び猫に対する安全性及び有効性は確認されておりません。

併用禁忌の薬などありますか?

併用禁忌の薬は特にありません。ただし、プロゲステロン、糖質コルチコイド等はインスリンの効果に拮抗することがあります。また、高タンパク質‐低炭水化物の食事を給与した場合はインスリンの要求量が変化することがあります。

プロジンク®専用シリンジ以外のシリンジを用いることはできますか?

プロジンクの濃度は40IU/mLであり、ヒト用インスリンの濃度(100IU/mL)と大きく異なるため、プロジンク®を投与する際は、専用シリンジをご使用ください。専用シリンジは、別途販売しております。

糖尿病性ケトアシドーシスの動物にプロジンク®は使用できますか?

糖尿病性ケトアシドーシスの治療にプロジンク®は適しておりません、速効型のインスリンを使用することが一般的です。本製剤は持効型のインスリン製剤なので、ケトアシドーシスが安定してから(食欲があり、脱水・電解質バランスが静脈点滴がなくても維持できるような状態)のご使用をお願いします。

もしインスリンを注射し忘れた場合(注射できない場合)、次の用量はどうしたら良いですか?

次に予定されているタイミングまで投与を待って頂き、予定していた投与量で注射してください。詳細については、患者様の状態に応じて獣医師の先生によりご判断ください。

他のインスリン製剤から切り替える場合どうしたらいいですか?

<既に他のインスリン製剤で安定している症例>
積極的に切り替えることは推奨しておりません。しかし、切り替える場合は下記記載の他製剤でコントロールできない症例と同様にお願い致します。

<他のインスリン製剤でコントロールできない症例>
コントロール不良の鑑別診断を行い、製剤が合っていないと考えられる場合は、これまでに使用していたインスリン量に関わらず初回投与量に従って投薬を開始してください。

だらだら食いでまとまった食事をとってない場合、投与はどうしたらよいですか?

食欲が十分にあり、一日量を摂取できていればおおむね問題ないと思われます。
ただし、食欲の低下などに合わせてインスリン投与量の調節は必要となります。