作用機序
1. プロジンク®中では、成分である亜鉛とプロタミン蛋白によりインスリン6分子が結合した、インスリン六量体が形成されています。
2. 投与されたプロジンク®は、組織内でプロタミン蛋白が徐々に分解されます。
3. 徐々に分解されることで、時間をかけて単量体となったインスリンが血液中に吸収され、作用を発揮します。
プロジンク®でコントロールしたときの血糖曲線
プロジンク®の作用時間(プロジンク®のネコでの作用持続時間10~14時間)
プロジンク®の作用時間(プロジンク®の犬での作用持続時間16~24時間)
猫での臨床試験
海外臨床試験(Nelson Study、2009年)
- 有効性評価頭数:133頭
- 新規糖尿病罹患猫:120頭
- ほかのインスリンにてコントロール不能な糖尿病罹患猫:13頭
- プロジンク®初回投与量:0.22~0.66IU/kg 皮下投与(12時間ごと)
- 試験期間:45日間(7、14、30、45日目に評価)
- 評価項目:飲水量/尿量の変化、食欲、体重、身体検査、血糖値
臨床症状の改善(45日目)
* 全身状態が良いと獣医師によって判断された割合
プロジンク®を投与した猫における体重の改善
プロジンク®の有効率
プロジンク®の投与により 85%(113頭)の糖尿病罹患猫において有効と評価されました。
※うち新規症例の有効率は87%でした
プロジンク®は、猫の糖尿病における臨床症状の改善に効果的であることが確認されています
犬での臨床試験(国内承認申請資料より)
海外臨床試験
- 有効性評価頭数:224頭
- 新規糖尿病罹患犬:126頭
- ほかのインスリンにてコントロール不能な糖尿病罹患犬:98頭
- プロジンク®初回投与量:0.5~1.0IU/kg 皮下投与(24時間ごと)
- 試験期間:84日間(7、14、21、28、42、63、84日目に評価)
- 評価項目:血糖値、飲水量、尿量、体重、身体検査
臨床症状の改善率
*54%が体重増加
96%の犬で多飲・多尿・体重減少の少なくとも一つが改善しました。
試験終了時点のSIDとBIDの症例の割合
プロジンク®の有効率
プロジンク®の投与により 72%(162頭)の糖尿病罹患犬において有効と評価されました。
※うち新規症例の有効率は87%でした
プロジンク®は、糖尿病の犬において1日1回または2回の投与で効果的であることが確認されています
プロジンク®専用シリンジ
- 目盛りが大きく、インスリン投与量の微調整がしやすいU-40のプロジンク®専用シリンジ
- 針の太さは30G、針の長さは1㎝
- 安心の国内生産
- 個包装100本入り
プロジンク®投与の際は
かならず専用のU-40シリンジを使用すること
インスリン投与量の微調整がしやすく
使いやすいプロジンク®専用シリンジ